洛陽 仲合、同盟会話
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仲合会話
洛陽公子
扇さんもお疲れ様。
洛陽:ふん。無礼だ!僕はあなたに扇さんなんて親しい呼び方をされるほどの間柄じゃない。
無剣:……………………そうか、じゃあ……洛陽兄?
洛陽:ふん。兄だとは。僕はあなたと兄弟になった覚えはない。
無剣:……では何て呼べばいいんですか?
洛陽:この僕の武功、家柄、品格は、天下無双だろうね。
せめて『公子』と呼んでもらおう。
無剣:洛陽公子?
洛陽:うん、いいだろう!
蒙古出身なのに、『洛陽』公子と呼ぶなんて、
なんだか変……
洛陽:おい、なぜ笑ってるんだ?
無剣:えっ、ううん、何でもない。公子の持っている扇子がとても綺麗で、ついボーッとしちゃった。
洛陽:これは蒙古の宮廷の特製品だ。君、なかなか見る目があるな。
無剣:扇子の裏に四つの漢字が書いてある。力強い字画を見るに、書家が書いたもののようだ…
洛陽:扇子の裏側の四文字……
ああ、たぶんこの僕の功徳を賛美する言葉だろうね。
無剣:…………………………
そうか。まさか『洛陽』 公子は漢字が読めないのだ……
洛陽:ん?また何を笑っているんだ?
無剣:えっと……さっきあんなに多くて凶暴な魍魎の群れから無事戦い切って、凄かったなーと思って、つい。
洛陽:この僕の前では、ただの子供騙しにすぎないね。
緑:へいへいへい……そんなに軽々しく言わないで。みんな疲れてるんだから。
周りを見回すと、仲間たちがそれぞれ、木の下に居眠りしたり、岩にもたれかかって座ったり、横になって寝たりして休息をとってい
る。
無剣:苦闘だった……体力が回復するまで少なくとも数日がかかるだろう。
緑:しかしここは地面が硬くて湿っぽい、とても休む場所に見えないな。
洛陽:ふん。あなたたちは常識知らずだな。こんな場所で休むだなんて聞いたことがない。
洛陽:僕についてくるがよい!疲労が取れるいいところに案内しよう。
無剣:あれ?あれれれ?
緑:うーん?
思わず緑の顔を見ると、彼もやはり怪訝な表情をしていた。やはり行かないほうがいい……だろう?
人は見かけによらない
ただ、例外が一人いる――
洛陽:ふん!
無剣:公子……何でみんなと一緒に鍛錬しないの?
洛陽:ほう?逆に聞きたいが、どうしてわたしがあいつらと一緒に鍛錬しなければならないか?
無剣:えっと……みんなと競い合って、お互いの長所を身に付ける。
無剣:さらに、自分より強い人に弟子入りして、腕を磨くことで、精進できるでしょう。
洛陽:いや、それは違う。
洛陽:他人に弟子入りするのは、何がよいのだろうねぇ。
自らが師となり、自分自身を超越、進歩し続けるのだ。
無剣:…………………………まあ、公子の気が済むのであればそれでいいけど。
洛陽:うん?どうした?怒ったか?
無剣:いえ……ただ手合わせをしたいと思っただけなんだけど、
公子の教諭を受けたら、手合わせをすべきか分からなくなった。
洛陽:今日は暇だねぇ…なんなら武功の一つや二つ、教えてあげようか。
無剣:え?ほんとう?
からかってないよね?
洛陽:僕は風情が分からないわけではない。さあ、早速始めましょう。
しばらく切磋した後……
無剣:公子は意外に強いよね。やはり人は見かけによらない……
洛陽:はは、当たり前だ!
洛陽:ん?待て、『人は見かけによらない』ってどういう意味だ?
無剣:いやいや……冗談だよ冗談、怒らないでよ。
洛陽:ん?ふふ、君、気安くこの僕をからかってはいけないよ。
無剣:ええ……公子は武芸が高くて、感心しているよ。
洛陽:はは!
無剣:さっきの手合わせで、体が伸びやかになったかな?
洛陽:悪くはない… また僕と共に修練してほしいねぇ。
無剣:でも、本当に人は見かけによらない…
まさか彼の武芸はあんなに凄まじいとは思わなかった。
仲間は下僕ではない
柔らかい草地に座って、のんびりした時間を楽しんでいた。
洛陽:ふん、ここでサボってたのか。よく探した!
無剣:え?なんか用?
洛陽:ああ、そうだ。
今日は天気がいいから、この僕の髪の毛の手入れを手伝ってもらおうかと思ってね。
無剣:はぁぁぁー?
冗談かと驚いたが、
目の前にいる彼は全くその気のない正直な顔をしていた。
洛陽:この僕に仕えるのは、
きっと君の前世の功徳によるものに違いない。光栄だと思え。
無剣:………………………………
洛陽:どうした?何を黙っているんだ?
洛陽:僕の髪をしっかり手入れするがよい。一本でも傷つけたら、ただじゃ済まないぞ。
無剣:はい……今行く……
一歩前へ進んで手を伸ばしたが、髪を触る前に、彼に避けられた。
洛陽:下手に触れないように。僕の牡丹に汚れの一つでもついてしまったら、万死に値するからね。
無剣:………………………………
無剣:あの、公子、一体どうして欲しいの?
洛陽:ふん、よくもこの僕にそんな口ぶりをきくな?
無剣:公子、一点分かって欲しい。
あなたは私の主人ではなく、仲間だ。
無剣:困ったことがあったら助けるし、悩んだったら話を聞く。
楽しいことができたらあなたと分かち合う。でも…
無剣:その全てはあなたを主人扱いするからってわけではない!
洛陽:ん、、、これは……。
言いたいこと一気に吐き出したが、
怒られる覚悟もあった。
しかし、彼は意外に怒鳴らずに、静かに黙っていた。
仲直り
風邪をひいた時はいつも同じ怖い夢を見る。ハッと目覚めた。
かすかに瞼を開けたが、周りはまだ真っ暗だった。
みんなそれぞれの仕事に就いているから、私を一人でここで休ませているようだ。
無剣:私がこんなに早く目覚めるだなんて、みんな思わなかっただろうな……
口を開くと喉酷く渇いていることを感じたが、水を取ろうにも、手に力が入らずまた横になった。
無剣:喉が……渇いた…
洛陽:ふん、やはりこの僕がいないとどうにもならないようだね。
無剣:ん?
驚く間もなく、誰かがコップを差し出した。
こくりと水をひと口を飲むと、まるで甘露のようだ。
無剣:あ…….ありがとう……
礼を言おうと思い起き上がろうと思ったが、慌ててコップを割りかけた。
洛陽:気をつけろ!
無剣:ありがとう、公子……
相変わらず大きな態度と傲慢な口調だが、
雰囲気がなぜか違うような気がする。
洛陽:どうした?寝ていた時ずっとうなされていたが、悪夢でも見たのか?
無剣:そうだね……よく覚えていないけど、
ただただ怖かった……
洛陽:いいから心配するな。この僕がいるから怖がる必要はないさ。
彼が目の前に近づいて、手をゆっくり握り締めた。
私の類が少し赤くなった。
無剣:公子、その前にあんなに叱ったが、怒らないだけでなく、私を……
洛陽:ふん。この僕がそんなに心の狭いやつだと思ったのか?
洛陽:……それに、あの日あなたが言ったことは無礼だったが、それが一応一理ある……
無剣:声がだんだん低くなった。
無剣:え?今何を言ったの?
洛陽:ふん、何でもない。
ただ僕があなたを仲間だと認めてあげただけだ。
洛陽:僕のこの蓋世の武功、高貴な家柄、そこらにいる俗物たちとは格が違うんだ。
君、この僕に恥をかかせるような真似はしないでくれたまえ。
無剣:な、何よ……
私が仲間と認めてくれることってそんなに屈辱?
洛陽:はあ、本当にわかってないな!
先日僕があなたをからかったのも、
手合わせを付き合ってあげたのも、遊びや暇つぶしだったかと思ったか?
洛陽:この僕の仲間はあなた一人だけ、過去も未来も同じだ。
しっかり覚えてくれ。
頬がさらに熱く感じた。
振り向けば、彼は相変わらずその傲慢に見えるほど自信満々の表情だ。
同盟会話
◯◯の洛陽:僕は金剛師兄と違って、西城密宗出身ではない。
◯◯の洛陽:僕は砂漠の北の草原の王子だ、ちゃんと覚えるがいい。
◯◯の洛陽:千軍万馬を指揮するのも朝飯前だ。
○○の洛陽:僕は砂漠の北が陥落するなんてありえないと思っている。
○○の洛陽:あそこの草原は平坦だから、騎馬戦には最適だ。
○○の洛陽:あっという間に魍魎を踏みつぶせるだろうさ。ははは。
◯◯の洛陽:稽古だと?
◯◯の洛陽:この僕にはそんな必要なんてない。
◯◯の洛陽:そんなことより、いっそ各地を見て回って、異国の文化を感じたほうがいい。
判詞
二句目 天街の向こうに紫微の星が輝く
三句目 錦の衣を纏って筆を動かし
四句目 鉄の体が風のように猛烈に揺れる
五句目 雨で帝都に香りが立ち込め
六句目 花の露が凝りても依然として赤く
七句目 心地良い酔いの中で山を眺め
八句目 すべては金色の斜陽の中にあり
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・僕は金剛師兄と違って、西城密宗出身ではない。
僕は砂漠の北の草原の王子だ、ちゃんと覚えるがいい。
千軍万馬を指揮するのも朝飯前だ。0
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